東証再編 プライムか? スタンダードか?

query_builder 2022/01/17
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本年4月に始まる東証の市場再編では、上場各社は自分達の目指す経営はどうあるべきか問われていると思う。正に各社ごとに上場の意義を個々に問われている。

 

最上位のプライム市場に上場したければ、時価総額や、流通株式比率だけでなく、独立社外取締役比率に関する基準や、気候変動に関する情報開示等も要求され、これらをクリアーして世界の投資家に選ばれるよう企業価値を上げる必要がある。世界の投資マネーを呼び込むためにはこのハードルを越える必要があるが、特に、流通株式時価総額等一定の基準を満たすハードルが高く、現状これがネックになっている企業も多い。

 

ただ、中にはプライムの基準を充足していても、あえてスタンダードを選ぶ企業もある。

例えば、高いハードルをクリアーするための資源をサービスの開発や拡大にあてることが長期的な企業価値向上に資すると考えている企業の場合である。

 

どちらが正ということはなく、今回の、東証の市場再編は、まさしく、各企業の考える「上場の意義」がクローズアップされ、極めて興味深いものと思う。

 

 

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